天然お嬢と双子の番犬さん
和に言われた通り私がソファの方。
その前の椅子に二人が座る。
「…あの席、顔面偏差値高っ‼」
「あの子のふわふわ感可愛い~!」
「二人とも高身長で顔面良すぎない?」
なんだか、周りが騒がしい気がする。でも、二人は気にしてないみたいだし、多分気のせい。
さっき注文したばかりなのに、颯爽と出てきた注文品。
「わぁ!いっぱいだ!」
「ねー。いっぱいだねぇ」
頬杖を付く和が右斜め前。
その隣で椅子にもたれかかる湊。
「よし…!入刀!」
「気合込めてやることじゃねぇよ」
気合必要だよ‼
だって、こんなに沢山のクリーム!ちょっとでも配分ミスるとクリームだけ残っちゃうし!