天然お嬢と双子の番犬さん
今日は沢山好きな物に囲まれる~!
でも流石に全部食べれないから、オムライスもお裾分け。鞠はダイエット中だからって事で食べれないけど。二人は食べてくれるから問題ないね。
「美味しい?」
「うん。美味しいよ!」
笑顔の和の隣で顔が真っ赤な先輩が見える。
手、痛かったのかな?
「ふ、ざけんなよ‼テメェ‼」
あれ、全然違う。
怒ってるんだね。
───って!ああ!
カレーの器が床に落とされた。皿が割れ、まだ残っていたカレーも散らばる。
座っている状態の和の胸倉を掴む。
「俺等二年は今学校のトップだぞ?
この学校を仕切ってんのは俺等なんだよ。一年の分際で俺等に楯突いてんじゃねーよ‼」
和は無表情のまま先輩を見ている。私の言いつけを守って、殺気は出てないみたい。