天然お嬢と双子の番犬さん




「……えぇ…」






困惑した。


だって、急に出て来たんだもん。
強面の人達が一斉に。



拳銃やら、日本刀やら片手に勝ち誇った顔してる強面さん達。


呆れ顔の和と湊は同時に溜息を吐く。




もし、分かっててやってるなら凄い勇者さん達だね。




だってここ、五十嵐組のほぼ敷地内だから。




喧嘩売る場所間違えたのか、わからなかったのかは不明。

ただここは地元でも有名な道。通行人も避けて通るぐらい有名。容易に近づけるのは気にしないおばあちゃん、おじいちゃんぐらい。



こんな所で出て来るなんて凄い人達だぁ。

拍手を送りたいけど、手を繋いでいるから心の中で拍手した。



< 140 / 533 >

この作品をシェア

pagetop