天然お嬢と双子の番犬さん
家ではない、何処か違うベッドの上。
そこに花がいた。
上着を脱ぐ和にビクッとした花を抱きしめ、優しく声を掛ける。
「大丈夫…最後までしないから。でも嫌だったら言って。すぐ辞めるから」
花の頭の中では何がどう言う意味なのか分かっていない様子だった。
「おい、和」
「分かってるって。湊も分かってるよね?」
「…ああ、」
そう言ってから花の服を脱がせ始めた。
触れるたびに怯えている花に優しく声を掛け続ける和。
「やま…んっ」
涙目の花に和がキスをした。
「ごめん。少しだけだから、触らせて」
「…っ、?」
辛そうな顔をした和に花は小さく頷いた。