天然お嬢と双子の番犬さん
多分、いや大分適当に言った言葉。
イライラして言っただけだったと思う。
「そ…それだぁぁ‼‼」
だけど、それを真に受けたのだ。五十嵐組組長は。
「そうだよなぁ!その手があったよなぁ!言い出しっぺだし!一番怖くねぇ顔してるしお前等が入れなっ!」
和と湊と?
一緒に通うの?
「よーし!そうと決まれば…」
慌てた和が言葉を遮る。
「待て待て!僕達、中学中退してるんだ!学は全くない!」
「おお!そうだったな!なら学生で行こう!」
「「そういう事じゃないだろ‼‼」」
綺麗にハモったので拍手。
流石双子さんだね。
一言一句、全部ハモってたよ。