天然お嬢と双子の番犬さん
そんな私に、
和と湊は「ブッ…!」と声を出した。
同時に声を出して笑い出す。
「え!?」
なんで笑うの!?
本当の事言っただけなのに!?
「怪我ばっかりしてたら、今度は怒られちゃうよ?」
「なんで全部プラスに考えられるんだ?尊敬する」
────キラキラする。
私、今二人に褒めてもらえたのかも。
だって尊敬するって言われたし、笑ってるから。
でも、そんな事が飛んじゃうぐらい。
二人はキラキラしてて、胸が高鳴っていて……。
手を伸ばし、手に触れた。
驚いて笑いが止まった二人。
指を絡め、ぎゅっと手に力を入れた。