天然お嬢と双子の番犬さん
話す度に殺気が漏れてる。怒りを抑えきれないみたい。
でも私を見ると少し治まる。
頭を撫でてくれる手は優しかった。
「…それで?」
「緑の紙持ってきてたからその場で燃やしてやった。
あのクソ共、俺の娘は綺麗だから息子にお似合いですだぁ?
上から目線で何でもかんでも言いやがって‼
願い下げだ馬鹿野郎‼‼
俺の花は誰にもやらねぇ‼」
わー、また漏れてるー…。
それにしても、その人達勇気あるなぁ。
パパに喧嘩挑んだら、大変な事になるのに。
それとー…、
若頭の二人にもね。
放つオーラは殺気だけじゃない。
二人で無傷なまま潰せる感じ出てる。
一つのマフィアが無くなりそうな予感。