離縁するはずが、エリート外科医の溺愛に捕まりました
「達樹さん、待っ──」
声ごと押し込むように深く口づけ黙らせる。
こんな一方的に塞ぐようなキスをされても、いつも通り健気に舌を差し出してくる。
可愛くて愛しくて夢中で舌を絡ませ吸い上げると、もうすっかりとろけた顔で俺を見上げた。
口づけに夢中にさせて、柔い素肌を暴いていく。
「達樹さん、待って、話を聞いて──」
外した下着の中に手をさし込みふわりと柔らかい膨らみに指を食い込ませた途端、みのりは胸をびくんと震わせた。
「やっ、やめ、お願い」
「やめてって、体はそうは言ってないみたいだけど」
「あぁっ──」
彼女のいいところは、何度も抱いて知り得てきた。
どんなタイミングに、どんな風に、どこに触れられるのが好きなのか。
男を知らなかったみのりは、俺の教えた通りに体が反応するようになった。
全て、俺が教えたこと──。
彼女の甘い啼き声を聞きながら、その優越感に浸る。