どうしているの？ねぇ、先輩…

「あーーもう！やっぱ言えねぇよ！」

「……」

「こんなすぐ七瀬と付き合ってさー、じゃああずはなんだったんだって、絶対大ちゃんに軽蔑されんじゃん」

「でも瞬ちゃんはあず先輩のことだって美香のことだって、どっちもちゃんと本気で、」

「そうだけど。あんな純情な大ちゃんにさぁ、コロっと違う女の子好きになっちゃった俺の気持ち、理解できると思う？」

「……」

「軽蔑だよ軽蔑。軽蔑されんのがオチ」

「まぁ、うん。純粋だもんね、大ちゃん」



そんな風にぐだぐだしてるうちに、時間はどんどん進んでいって……



あっという間に、体育祭は明日に迫っていた。