どうしているの?ねぇ、先輩…
<美香side>
1週間後、みんなで集まる日がやってきた。
生徒会メンバー全員が集合する今日。
そこに私が行ってもいいのか、どんな顔で会えばいいのか、不安ばかりが募るけど。
だけど不安と同時に、泣きたいくらいみんなに会いたい気持ちが溢れてくる。
LIMEに書かれた住所と、1度訪れた記憶を頼りに駅から歩く。
ドキドキドキドキ鳴る胸は、生徒会の始まりの、顔合わせの日よりもずっとうるさく響いてる。
「………」
確かこの辺、なんだけど……
あれ、なんか違う…?
いや、この辺だよね?
迷子みたいにキョロキョロと、辺りを見渡している時……
「七瀬さん?」
「、…」
フラフラ迷う背中に、聞こえた声。
振り向いて立っていたのは、3年半ぶりに会うごっつ先輩だった。