目が合ったその瞬間から

「明日も学校でしょ?先お風呂入っていいよ。」

「ありがとう。」


私はお言葉に甘えて先にお風呂に入らせてもらった。


「上がったよ。ありがとう。」

「早かったね。って髪ちゃんと乾かしなよ!」


そう言って朔くんは私の髪を乾かしてくれた。


「ありがとう。朔くんはお風呂入らないの?」

「うん。俺はしばらくここにいるために一回家に荷物取りに帰るから。」

「そっか、いってらっしゃい。」

「ちょっとこっち来て。」


そう言って違う部屋に案内された。


「ここが古都の部屋。古都はここで寝て。」

「わかった。わざわざありがとう。」

「うん。」


そう言って朔くんは家を出ていった。
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