目が合ったその瞬間から
今日俺は運命の出会いをした。
まあ俺が勝手に思ってるだけだけど。
今日もいつも通り敵に追われてた俺はいつもと違うルートを使って逃げていた。
その時、
バチッッ
目が合った。
キレイ。そう思った。古都の顔は綺麗というよりかわいい系だ。なのにキレイだと思った。
俺はこの子を離したくない、反射的にそう思ったのか追われていることを忘れて古都の手を取った。
気付いた時にはもう遅くて俺のマンションに着いていた。
巻き込んでしまった。死ぬほど後悔した。でもそれ以上に古都が今俺の目の前にいるという事実の方が嬉しくて。
家に招いた。そして泊めた。
古都のことは俺が絶対守る。
だって俺が人生で初めて守りたい、そう思った女の子だから。