目が合ったその瞬間から
放課後になりあやが私の席にやってきた。
「古都いこ!」
「うん。行こっか」
私達は急いでカラオケに向かう。
「今日親は?」
「いないよ。」
あやからの問いかけに私はそう答える。
「そっか!じゃあ今日も遅くまで遊べるね!」
「そうだね。」
私の家にはお母さんしかいない。
お父さんは私が小学生の時に死んだ。
あやは一人暮らしだから門限はない。
だから私たちが遊ぶときは大体日付が変わる頃まで遊ぶ。
「今日は歌うぞーー!」
「だね!」
あやはいつもより気合が入ってるみたい。