分岐点  ~幸せになるために

2人で ハンバーグを 食べながら


個人的なことは あまり 話さないまま。


「時々 ラインしてもいい?」

毅彦に言われて 私は 頷いたけど。


「あっ。でも 奥さんに 疑われますよ?」


「だからさ。それは 俺が 考えるから。杉野さんは 心配しないで。」


毅彦は 私よりも 10才以上 年上だから。


やっぱり 大人だよねぇ…


コクリと頷く 私は もう 

毅彦を 上司ではなく

一人の男性として 意識していた。



マズい… 絶対に マズいよ。


まだ 今なら 引き返せるから。


全部 なかったことにしようって 思うけど。


妖しいときめきが 胸に 満ちてきて。

毅彦を 拒むことが できない…







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