6人のイケメン兄弟達と逆ハーレム暮らし♡
「いまだ……!!」

「遅い」

 私はハサミを持って私を刺そうとしてきた暴走族を、素早く避けた。

 おまけにそのハサミを握っている手を蹴って、ハサミが地面に落ちる。

 そのハサミを踏んで、壊した。

「あーあ、せっかくのハサミがぁ、お久しぶりですねぇ、雪月花総長、副総長。そろってお目にかかれるなんてぇ」

「っ!お前は、Victoria(ビクトリア)総長、鼓 優馬……!!?」

「お、名前を知っていたなんて、光栄だ」

「……なにしにきた、お前ら」

「まて、莉乃!」

 …………なんでこんな人達がここに?

 ああ、お父さんとお母さんを襲おうとしてる暴走族か。

 なら、ちゃんと倒さないと……。


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