僕は君を追いかける。
それから1ヶ月くらいたったある日。

ガチャ


「ただいま」

「おかえり、佐野。」

また、いつもどおりの毎日が戻ってきた。
そして、私は3年生になる。
佐野は2年生になる。

春休みの間、私たちは2人でたくさん話した。

「百合」

「なに、佐野?」

「百合先輩!」

「先輩つけなくていいから。」

「じゃあ、あの時みたいに俺のこと名前で読んでよ。」

「え?」

聞こえてたの?!

「言ってくれたじゃん、
雄飛君って。」

「言った、けど....」

「よく考えてよ、俺が呼び捨てで百合ちゃんが名字呼びって変じゃん。」

「変ではないし、ちゃんはつけないで。」

「不平等でしょ。」

ここは、もう勇気を出して!

「ゆ、雄飛君プシュー////」

「よくできました。可愛いね百合は笑」


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