僕は君を追いかける。
昼休みになると、雄飛君から連絡がきていた。お昼一緒に食べれないらしい。  

だから、香菜ちゃんを誘ってみた。

「香菜ちゃん。」

「あ、先輩。」

「お昼、一緒に食べない?」

「はい、食べたいです。」

最近香菜ちゃんは、私に心を開いてくれたみたいで、可愛い

屋上で食べた。

「百合先輩、なんで今日は?」

「百合でいいよ。昨日来た教育実習生の人、私の幼なじみで、陽のお兄さんなの」

「じゃあ、百合さん。それだけですか?」

「仁兄が昨日うちに来て、そのあと雄飛君嫉妬したみたい。」

「なるほど。」

「え?」

「私の予想ですけど、仁先生と話に行ったんじゃないですか?」

「な、んで?」

「なんでって、仁先生の気持ちを確かめにですよ。」

「え、」

香菜ちゃんが言っていることが本当だとしたら
仁兄なんて答えるんだろう。
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