僕は君を追いかける。
番外編。
私が、大学1年生、雄飛君が、高校3年生のときのある日のこと
「プール行かない?」
「え、行きたい。」
次の土曜日に2人でプールに行くことになった。
「ねぇ、彩奈さん。どうしよ。」
「どうしたの?百合さん」
「今度の土曜日、彼氏とプール行くことになったんだけど、水着持ってなくて......」
「そうなの?じゃあ、私とこれから買いに行かない?」
「いいの?」
「いいよ、今日大学昼までだし。」
「ありがとう、彩奈さん。」
彩奈さんはいいひとなんだよね。
大学が終わって近くのデパートに行った。
「これ、どう?」
「え、でも、それ露出すごくない?」
「そうかな?」
「んー。」
「でも、黒だし。かわいいし。」
たしかに、私の好きな黒色で、女の子っぽい感じが可愛い。
「うん、いいね。それにしよう。」
思っていたより、買い物が早く終わって近くのカフェに行くことにした。
「コーヒーで。」
「百合さん、コーヒーだけでいいの?」
「うん、水着着るのに太りたくないから。」
「そっか。今でも十分痩せてると思うんだけどな。」
「そうかな。」
それから、いろいろ話していたら18時をまわっていた。