僕は君を追いかける。
唯side

「あの、石原さん。その、
一緒にお昼食べませんか?」

西之谷さんが私にそういってきた。

西之谷さんには興味があったからOKしてみた。
「学食行こっ!ニコッ」

私がOKしてくれたのが嬉しかったのか、笑顔で私の手を握って小走りしだした。

周りの女子も男子も西之谷さんの笑顔に見惚れていた。
いつもいじめてた女子ももちろん。
私ですらドキッとしてしまった。



友達になりたい

そう、思った。

唯side終

< 63 / 214 >

この作品をシェア

pagetop