僕は君を追いかける。
それから、真也君が石原さんにずっと質問してた。               
                              
好きな食べ物とか、休日なにしてるのかとか。                             
                     
食べ終わって、教室に帰っていた。   
するといきなり          
                   
「西之谷さん、えっと私と友達になって」
                   
「え、私と?」            
                           
「うん、西之谷さ、百合ちゃんと友達になりたいの。」      
                   
「はじめての女友達だ。       
よろしくね、唯」          
                   
「ん、よろしく。」
                     
嬉しいな。              
佐野に言わないとだな。        
                   
よし、終わった。                    
                    
「明日ね、百合ちゃん。」              
                    
「あ、うん。じゃあね唯」          
                  
タタタッ!
        
「佐野」 
   
「ん?」               
                   
「私友達できた。           
唯と友達になった。」
                   
「え、友達じゃなかったのまだ?」
                   
「う、うん。」            
                   
「良かったね、百合先輩。」      

「ん。」        
                    
頬が緩んじゃう。

「じゃあ、帰ろっか」        
                   
「うん。」                              
                    
                    
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