僕は君を追いかける。

「ただいま帰りました。」

「おじゃまします。」

「お待ちしておりました。
あちらの部屋で旦那様らがお待ちしております。」

「ありがとう。」

コンコン

「失礼します。」

「失礼します。」

緊張する

「雄飛久しぶり。」

「姉貴、彼氏ってその人?」

「そ!そっちは彼女さん?」

「「え?!」」

お姉さんの彼氏が、



陽?!

「ちょっ、と待ってよ。飛鳥さん!
弟って佐野雄飛?」

「え。そうだけど知り合い?」

「同じ学校だけど、佐野の彼女俺の幼なじみ」

「「え」」

佐野とお姉さんふたりともびっくりしてる。

「「そうだったんだ。」」

え、それだけ?
もっとびっくりするかと、

「まぁ、紹介するね。一応。
俺の彼女の西之谷百合さん」

「ほんとに可愛い子ね。フフッ」

笑うと、佐野に似てる。

「結局付き合うことになったんだ。
良かったな、百合」

「同居前は付き合ってなかったの?」

「はい。」

「だめよ!百合ちゃんたら、可愛いんだから男をもっと警戒しなさい。」

「えーと、はい。」

私には難しかった。

「はぁ、百合先輩ったら。
姉貴も紹介して。」

ため息つかれた。
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