僕は君を追いかける。

「私は、佐野飛鳥(サノアスカ)です。それで、
私の彼氏の雨宮陽です。」

「よろしく。」

「私がいることを忘れないように。」

「ごめん、お父さん。忘れてた。」

お姉さん....

「はぁ、まあいい。
雄飛、ご飯の準備頼む。」

「わかった。行ってくる。
百合先輩は?」

「私も行こうかな。」

ここに佐野いないのは耐えられたい気がする。

「キッチン広い。」

「そうかな?
お手伝いさんが多いからキッチンも大きくしないといけなかったのかもね。」

「そういえば、なんで佐野が準備するの?」

「わかんないけど、家族揃ったら俺が準備するみたいな感じになってた。」

「そうなんだ。
おいしそう。ハンバーグ」

「先輩って、味覚子供ですよね笑」

「そんなことない。」

「わさびも食べれないくせに。」

「うるっさい。」

「すいません笑行きましょうか。」
 
それから、佐野とお姉さんの話や私と陽の話をして盛り上がった。

「もうこんな時間か。」

20時をまわっていた。

「飛鳥達は、泊まるんだよな。
雄飛たちはどうする?」

「どうする?百合先輩」

「帰ろうかな。」

今日一日いろんなことがありすぎて疲れたし。

「ん。てことでじゃあね。」

「雄飛ぃー、百合ちゃん襲っちゃだめよ!」

「わかってるから。じゃあね。」

「ありがとうございました。
お邪魔します。」
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