【完結】一夜の過ちで身籠ったら、夫婦が始まってしまいました。
えっ、でも……。付けていてくれたものだと思っていたけど、違ったのかな……?
まぁいいや。わたしはガンガンする頭を抱えながらシャワーを浴びて、そしてそのまま服を着替えて支払いを済ませると、ホテルから出た。
外に出ると流石に1月だからすごく寒くて、コートを着てても凍えそうなくらい寒かった。
ムートンブーツだけじゃなくて、手袋やマフラーがないとやっぱり無理だなって思った。そんなことを思いながら、わたしは家に帰った。
そしてそれから、しばらくした時ある時だった。気が付けば、そろそろ2月は終わりに近づいていた。カレンダー上ではもう立春。春になっている。
だけどまだまだ寒さが厳しいのは確かだ。春の感じはしないし。
毎日電車で職場まで通っているわたしは、毎日寒さの中でも電車に乗っている時は温かいから天国だと思っている。
しかし外に出た時のこの寒さが凍えそうなくらいで、会社に着くまではいつも寒さと戦っている。