【完結】一夜の過ちで身籠ったら、夫婦が始まってしまいました。
「三枝朱鳥さん、1番の診察室へどうぞ」
「はい」
診察室へ呼ばれたわたしは、予定日を過ぎてるのに、生理が来ないことを先生に伝えた。すると先生は、診察する前の診断書を見てこう言った。
「三枝さん、あなたのお腹を超音波で調べてみましょう」
「……え?」
お腹を、超音波で……?どういうことだろう?
……え?わたしもしかして、何かの病気だったりする?
「さ、三枝さん。ここに仰向けになって寝てみてくれる?」
「は、はい」
わたしは言われた通り、ベッドの上に横になった。
そして超音波を当てて調べてもらった結果、わたしは【妊娠】していることが発覚した。先生の話だと、現在妊娠5週目になったばかりだった。
生むことしたら、出産予定日は12月頃の予定だと言われた。信じられなかった……。
まさか自分が妊娠しているなんて……。だけど妊娠しているということは、きっとあの時の彼が父親で間違いないだろう。