BLADE BEAST
美織とはそう。三ヶ月も一緒にいることになっている。
どんな天罰だとマジで思っているけれど、彼女にそのようなことなど関係は無いらしく…、
と、そんな時。
「…って、あれ、莉央その香水……」
「…え?」
また溜息をつこうとしているところに、思ってもみない反応が投げかけられた。
普通に受け答えしてしまった私は、本心では相当誰かに気づいてほしかったのかと言わんばかりに耳を傾ける。
まさか、誰でも無いアンタが気づくのか…と思っていたんだけど、
「ーーいつも何使ってるんだっけ? いい匂いだよなー、これ!」
「…」
少しでも期待して、アホらし。
クンクンと匂いを嗅いでいるらしい美織に、無言の睨みをきかす私はまた一つ舌打ちをした。
「………変えたから」
どっからどう見ても結構なフレーバーチェンジをしたっての。
いいよ。別に。
そこまで気にして欲しいわけじゃなかったし。
どんな天罰だとマジで思っているけれど、彼女にそのようなことなど関係は無いらしく…、
と、そんな時。
「…って、あれ、莉央その香水……」
「…え?」
また溜息をつこうとしているところに、思ってもみない反応が投げかけられた。
普通に受け答えしてしまった私は、本心では相当誰かに気づいてほしかったのかと言わんばかりに耳を傾ける。
まさか、誰でも無いアンタが気づくのか…と思っていたんだけど、
「ーーいつも何使ってるんだっけ? いい匂いだよなー、これ!」
「…」
少しでも期待して、アホらし。
クンクンと匂いを嗅いでいるらしい美織に、無言の睨みをきかす私はまた一つ舌打ちをした。
「………変えたから」
どっからどう見ても結構なフレーバーチェンジをしたっての。
いいよ。別に。
そこまで気にして欲しいわけじゃなかったし。