BLADE BEAST
「ウィッス〜!」
放課後。私と美織は必ずと言っても良いほどに行く場所がある。
ただ家に帰るっていうのも退屈でつまらないしってなわけで、何の気もなしに足を運んでいる場所が。
「あっ、莉央だ!」
今日も人が多いな……と舌打ちをしたくなってきたところで、この間聞いたばかりのあの甘い声が此方に向かって飛んできた。
ソファーに座ったままヒラヒラと手を振ってくる男。
「…今日もお盛んなこと」
────晄だ。
見れば"今日も"両手に華。
ソファーに座っているとは言ったが、その両側に如何にも軽そうな女達がべったりとくっついているのだから苦笑いしか浮かべられない。
適当に手を振る私は、"何で他の女といるのよ?!"だなんてことはしない。
放課後。私と美織は必ずと言っても良いほどに行く場所がある。
ただ家に帰るっていうのも退屈でつまらないしってなわけで、何の気もなしに足を運んでいる場所が。
「あっ、莉央だ!」
今日も人が多いな……と舌打ちをしたくなってきたところで、この間聞いたばかりのあの甘い声が此方に向かって飛んできた。
ソファーに座ったままヒラヒラと手を振ってくる男。
「…今日もお盛んなこと」
────晄だ。
見れば"今日も"両手に華。
ソファーに座っているとは言ったが、その両側に如何にも軽そうな女達がべったりとくっついているのだから苦笑いしか浮かべられない。
適当に手を振る私は、"何で他の女といるのよ?!"だなんてことはしない。