BLADE BEAST
頬杖をついて何かを楽しんでいるようにも見えた恭平は、特に何を言ってくることもなくただ私の後ろ姿を目で追っていた。

それにも構わず私は静かであろう二階のフロアへと足を伸ばし続ける。



「ねぇ、美織ちゃんおっぱい見せてよ」

「美織もゴウちゃんって呼んでみてぇぇ!!」

「うわ!ちょっ!おい!莉央ぉぉぉ〜〜〜〜」



────そんな悲鳴を受け止めながら。
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