溺愛王子は地味子ちゃんを甘く誘惑する。

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「うわあっ、びっくりしたあっ！！　誰かと思った」


嶺亜は私を見て、お箸を落とす勢いで驚いた。


家に帰ると、ちょうど家族はご飯を食べているところだった。


萌花ちゃんとのお喋りに花が咲いて遅くなっちゃったんだ。


そんなに私変わったかな？　……まあ、変わった自覚はあるけど。


「乃愛っ、めーっちゃ可愛いじゃない！」


「すっかりあか抜けたな。乃愛は元が良いからなあ」


お母さんもお父さんも大絶賛してくれた。


そりゃあ娘だからそう言うと思うけど、似合わないって言われなくてホッとした。