溺愛王子は地味子ちゃんを甘く誘惑する。
どうして凪くんの裸には、こんなに敏感に反応しちゃうの?
すると。
ふっと、凪くんの視線がこっちに流れて……目が合ってしまった。
わ、やばい!
と思った時にはもう遅くて。
こっちに歩いてきた凪くんは、戸をさらに開けると私の腕をつかんでさっと中へ入れ、また戸をしめた。
「きゃ……!!!!」
反動で、洗濯物は下に落ちる。
閉めきった和室にふたりきり。
壁に押し付けられた私は、行き場を無くして息を殺してじっと身構えた。