元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している
「広瀬千花ー!根岸が呼んでるよ」

男子クラスメイトは、大きい声で私を呼んでいたので、椅子から立ち上がった。

久しぶりにクラスメイトに声をかけられて、私は目を丸くした。

その後、私は男子クラスメイトにお礼を言ってから、咲に言う。

「ありがとう。あ、咲行ってくるね」

私はそう言うと、咲は手をひらひらさせて手を振っていた。

男子クラスメイトは私を見つめていたが、咲はそれを見てから、男子クラスメイトに咲は発した。

「千花はあんたのこと好きにならないよ」

一言咲は男子クラスメイトに言い、男子クラスメイトは、はあ?と言い捨てて、去っていた。

咲は私が言った後、一人呟いていた。

「やっと、根岸動いたか」

根岸くんは私と向き合うなり、ゆっくりと言葉にした。

「広瀬。今ちょっといい?こっち」

根岸くんは身体をカチンコチンになりながら、不自然に目的地まで向かった。

「あ、うん」

ちらほらと生徒達が廊下を通る中、私は返事をして、根岸くんについていく。

「ここで」

お昼時間が終わろうとしているので、生徒達は誰一人いない。

体育館は授業で使われてないから、根岸くんと私だけ。今は体育館の通り道にいて、根岸くんは立ち止まった。
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