元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している
西原はいつもより目を細めて、根岸くんの顔から足まで隅々まで見て、根岸くんに西原は声を発した。

「友達の根岸くん」

私は、西原に根岸くんを紹介した。
西原の様子を伺いながら、私は西原に言った。

西原は無表情で根岸くんをずっと見ていた。

「…友達」

西原は根岸くんを見てから、友達と呟く。

根岸くんがいるのが不満なのか、不機嫌そうにしていた。

「そう、グズグズしてると遅くなるから、行くよ」

私はスタスタと前を歩き、咲たちより先に行く。咲は待ってよと言いながら、私のところにきた。

男子二人組は、私より後ろで何かを話していた。

「根岸くん。よろしくね!仲良くしてね!俺、友達少ないから」

西原は根岸くんに怖いくらいに、優しく話しかけていた。

根岸くんは西原を見て、目を逸らした。
明らかに根岸くんを敵視しているようだったから。
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