元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している
先生は苦笑いを浮かべてヤンキー君が行った後、じゃあ、授業始めるからなとクラスメイト達に言い放った。

クラスメイト達は、ヤンキーくんがいなくなったら、一斉に席の近くにいた友達やクラスメイトと話し始めていた。

ねぇ、ねぇ、あの人ヤンキーなのになんでいるの?
怖いよ、なんかこっち見てなかった?

とあっちこっちでヤンキーくんが去った後も口々で言っていた。

私は先生の授業をぼんやりと受けながら、先生の話を聞いていた。

さっきほど来たヤンキーくんについて、思い起こす。

やっぱり、間違えたんだ。
でも、どう見たって金髪にしててもヤンキーにはあまり見えないけどな。

クラスメイト達は、ヤンキーくんの登場してしばらく経っているのに、まだザワザワしていた。

それを見た先生は、静かにしろー、課題増やされたいのかと今まで見たことがない全力の怒りをぶつけてきたので、クラスメイト達は、ヤベェと口々で言って、真面目に授業を受けはじめた。

私はヤンキーくんが来て帰った後も、真正面を見つめてぼんやりと考えながら、授業を受けた。
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