元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している
フアンクラブ五人共達の気持ち
ファンクラブ五人共は、ある空き教室で集まっていた。

何を話しているかというと、もちろん広瀬千花の話だった。

ファンクラブ五人共は、毎週火曜日に集まって、広瀬千花についての情報を共有している。

なので、広瀬千花の体調・人間関係・勉強など色んな観点からあらゆる手を使って、調べるのが、広瀬千花ファンクラブだ。

ファンクラブは、5名と決まっている。
前は、10人以上がいた。

だが、規則違反する者が多く、人数制限を設けた。

5人といっても、ちゃんと役割がある。

殿と言うのが、まあ、ファンクラブの長。
様付けするのが、ファンクラブのまとめ役。
ちゃん付けするのが、男心を探る。
さん付けするのは、情報収集。
呼び捨てするのは、笑いを提供。

五人の役割は決まっているが、出来ない時はお互いでやっていく。

今日の議題は「体調が悪いのか」

「千花殿。最近、なんか違う気が」

殿と呼び捨てするのがみんなに意見を聞いていた。

「そうか。いつも通りの千花様じゃないか」

様付けは周りを見渡してから、頬杖をついて言う。

「いや、うん。変わりないと思うけどな、千花ちゃん」

口元に飴を加えて、頭に両手をつけ、可愛げにみんなに話しかけていた。

「千花さん。少し違うと思うけどな」

両腕を組んで、そうか?と首を傾げて、言った。

「千花。変わりなくない?」

携帯で何かの動画を見ているのか、笑いながら、みんなに意見した。
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