元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している
「俺の片想い中で好きな人」
私はなんと答えるのか西原を見てみると、素直に答えていた。
クラスメイト達は、ヒューヒューと口笛を吹いていた。
はっきりと口にする西原を見て、私は顔を赤くした。
「なんと!そうなのですか?千花殿」
ファンクラブ共の一人は私の方を向いて、大きい声で聞いてくる。
私ははっきり言ってやめて欲しかった。
こんな自分の教室で、恥を晒すのと同じだ。
「私は違うって。別にただの友達だから」
私は首を振り、完全拒否した。
すると、それを見た西原が私の手を掴んで、教室から出て行った。
咲とファンクラブ共の一人は、
え?今からどこ行くの?授業始まるよ、
千花殿ー!
と叫んでいた。
クラスメイト達は、何が起こったのか分からず友達と騒いでいた。