この手はぜったい離さない。〜キミと一生分の愛を未来に繋げて〜
約束
お葬式の朝。
親族たちが皆、棺の中に花を入れていく。
自分の番が回ってきて、葬儀社の人から花を受け取り、棺の中を覗き込む。
その瞬間、目を疑った。
なぜなら、そこに入っていたのは私の彼だから。
え、なんで琉輝が?
どうして?
そう頭が混乱するなか
「琉輝!」
彼の名前を必死に泣き叫ぶ。
< 1 / 15 >