またいつか君と、笑顔で会える日まで。
「なんでって、リリカちゃんがライン無視するから」
「あぁ、ね」
「ね、じゃなくて。どうしてこんな雨の中傘も差さずに公園のベンチに座ってるの?風邪ひいちゃうよ!」
「あー、大丈夫。あたし、体は強い方だから」
へへっと笑うあたしとは対照的に何故か萌奈は泣きそうな顔をしている。
萌奈はそっと手を伸ばしてあたしの手のひらを掴んだ。
「あたしに触んないほうがいいよ。びちょびちょだから」
「そんなのどうだっていいよ」
「よくないでしょ。濡れんのはあたし一人だけで十分だって」
「やだよ」
「へ?」
「だったら、私も濡れるから」
何故か萌奈は傘を畳んでしまった。
萌奈の体にも容赦なく雨粒が降り注ぐ。
「ちょっ、何してんの!?濡れちゃうじゃん!!」
「これでいいの」
「よくないって!!なにしてんのよ~!」
こんなことをするなんて萌奈らしくない。
目が合った瞬間、萌奈は言った。
「あぁ、ね」
「ね、じゃなくて。どうしてこんな雨の中傘も差さずに公園のベンチに座ってるの?風邪ひいちゃうよ!」
「あー、大丈夫。あたし、体は強い方だから」
へへっと笑うあたしとは対照的に何故か萌奈は泣きそうな顔をしている。
萌奈はそっと手を伸ばしてあたしの手のひらを掴んだ。
「あたしに触んないほうがいいよ。びちょびちょだから」
「そんなのどうだっていいよ」
「よくないでしょ。濡れんのはあたし一人だけで十分だって」
「やだよ」
「へ?」
「だったら、私も濡れるから」
何故か萌奈は傘を畳んでしまった。
萌奈の体にも容赦なく雨粒が降り注ぐ。
「ちょっ、何してんの!?濡れちゃうじゃん!!」
「これでいいの」
「よくないって!!なにしてんのよ~!」
こんなことをするなんて萌奈らしくない。
目が合った瞬間、萌奈は言った。