またいつか君と、笑顔で会える日まで。
4月だというのになぜもこうこんなに暑いのか。
地球温暖化は間違いなく進行している。
むしろ、進行しすぎている。このままじゃあと数十年後には4月の時点で35度とか超えてそう。
……ってそれはいくらなんでもありえない。
高校二年生に進級し、昇降口に掲示されている自分の名前を確認した後教室に向かう。
「あっ、リリカまた同じクラスじゃん!よろしくー!」
教室の中に足を踏み入れると、一年のときに同じクラスだった嶋田杏奈と浅川すずがブンブンと大きく手を振った。
「よろしく~!」
大きく手を振り返して黒板に貼り出されている座席表を確認してから自分の席に向かう。
窓際の後ろから2番目の席。
周りの子はみんな友達同士でグループになりお喋りをしているのに、あたしの後ろの席の子はひっそりと席に座り何やらうつむいている。
どうしたんだろう。具合でも悪いんだろうか。
椅子に手をかけて引いた時に気付いた。
彼女に見覚えがある。
心臓がドクンっと鳴った。
この子、知ってる。絶対にこの子だ。忘れもしない。
あたしの恩人――!!
地球温暖化は間違いなく進行している。
むしろ、進行しすぎている。このままじゃあと数十年後には4月の時点で35度とか超えてそう。
……ってそれはいくらなんでもありえない。
高校二年生に進級し、昇降口に掲示されている自分の名前を確認した後教室に向かう。
「あっ、リリカまた同じクラスじゃん!よろしくー!」
教室の中に足を踏み入れると、一年のときに同じクラスだった嶋田杏奈と浅川すずがブンブンと大きく手を振った。
「よろしく~!」
大きく手を振り返して黒板に貼り出されている座席表を確認してから自分の席に向かう。
窓際の後ろから2番目の席。
周りの子はみんな友達同士でグループになりお喋りをしているのに、あたしの後ろの席の子はひっそりと席に座り何やらうつむいている。
どうしたんだろう。具合でも悪いんだろうか。
椅子に手をかけて引いた時に気付いた。
彼女に見覚えがある。
心臓がドクンっと鳴った。
この子、知ってる。絶対にこの子だ。忘れもしない。
あたしの恩人――!!