またいつか君と、笑顔で会える日まで。
こうやって友達同士でワイワイ勉強会をするなんて羨ましい。
そのとき、教室の扉付近から担任の先生が顔を出し「一橋さん」とリリカちゃんの名前を呼んだ。
リリカちゃんが顔を持ち上げて先生のいる方向に視線を向けると、先生は小さく手招きした。
「あー、ごめん。なんか呼ばれてるからちょっと行ってくるわ」
「えー、リリカいなくなったら勉強できないじゃん!」
「大丈夫だって。あとどの問題?」
「問4」
「えっと……その問題なら、萌奈できるよ。聞いてみたら」
その言葉と同時にリリカちゃんが振り返って顔の前でパチンっと手を合わせた。
「萌奈、お願い!問4だけ彼女らに教えてあげて~!」
「えっ、わ、私?」
「そっ。その問題、この前萌奈が先生にさされて答え黒板に書いてたやつ。よろしく~!」
リリカちゃんはそう言うと、そのまま教室を飛び出して行ってしまった。
その場に残されたリリカちゃんのグループの嶋田さんと浅川さんが困ったように目を見合わせる。
そのとき、教室の扉付近から担任の先生が顔を出し「一橋さん」とリリカちゃんの名前を呼んだ。
リリカちゃんが顔を持ち上げて先生のいる方向に視線を向けると、先生は小さく手招きした。
「あー、ごめん。なんか呼ばれてるからちょっと行ってくるわ」
「えー、リリカいなくなったら勉強できないじゃん!」
「大丈夫だって。あとどの問題?」
「問4」
「えっと……その問題なら、萌奈できるよ。聞いてみたら」
その言葉と同時にリリカちゃんが振り返って顔の前でパチンっと手を合わせた。
「萌奈、お願い!問4だけ彼女らに教えてあげて~!」
「えっ、わ、私?」
「そっ。その問題、この前萌奈が先生にさされて答え黒板に書いてたやつ。よろしく~!」
リリカちゃんはそう言うと、そのまま教室を飛び出して行ってしまった。
その場に残されたリリカちゃんのグループの嶋田さんと浅川さんが困ったように目を見合わせる。