こんなにも愛しているのに〜すれ違う夫婦〜
塾の模試が最寄りの会場で受けられらなかったため
仕方なく少し遠方の別会場で受けた
娘、ましろの帰宅が
いつもより遅くなる今日
私もゆっくりと夕飯の支度をしていた。
夫の樹(タツキ)はご飯がいるのやらいらないのやら
連絡もしてくれない日が多いため、
一応作ってはいるが
これも明日、娘と私のお弁当のおかずになるのかなぁ、と
思いながら煮物を作っていた。
ぼんやりと鍋をかき混ぜていると
身体が驚きで動き固まるほどの
大きな音でドアを閉め
ましろが帰って来た。
一体何事なのかと
慌てて火を止めてリビングに回った。
ましろは大泣きに泣いていた。
それから
とんでもない爆弾を落とした。
「お父さんが若い女とラブホテルにいた!」
「え。。。」
一瞬何を言っているのか
理解が追いつかない。
「お父さんが若い女とラブホテルの前で腕を組んで
腕を組んで、、、お母さん、絶対に離婚してね!
あんないやらしい男と一緒に暮らしていけない。
お母さん!」
それからは
大泣きに泣いて
父親に対する罵詈雑言とで
訳がわからないほどの取り乱し方をして
私に縋って
ただただ
「許せない!汚い!」
と叫んでいた。
本当だったら
気が動転するのは私なのに
取り乱して泣きじゃくる娘の
ケアをどうしようかと
そればかりに
気がいく。
夫の樹が帰って来た。
恐ろしく顔色が悪い。
当たり前か。
娘に決定的瞬間を見られたらしいから。
娘は
そんな父親を見て
なお
言い募る。
宥めても無理のようだが
なんとか宥めて
ひとまず部屋に行くように
促した。
仕方なく少し遠方の別会場で受けた
娘、ましろの帰宅が
いつもより遅くなる今日
私もゆっくりと夕飯の支度をしていた。
夫の樹(タツキ)はご飯がいるのやらいらないのやら
連絡もしてくれない日が多いため、
一応作ってはいるが
これも明日、娘と私のお弁当のおかずになるのかなぁ、と
思いながら煮物を作っていた。
ぼんやりと鍋をかき混ぜていると
身体が驚きで動き固まるほどの
大きな音でドアを閉め
ましろが帰って来た。
一体何事なのかと
慌てて火を止めてリビングに回った。
ましろは大泣きに泣いていた。
それから
とんでもない爆弾を落とした。
「お父さんが若い女とラブホテルにいた!」
「え。。。」
一瞬何を言っているのか
理解が追いつかない。
「お父さんが若い女とラブホテルの前で腕を組んで
腕を組んで、、、お母さん、絶対に離婚してね!
あんないやらしい男と一緒に暮らしていけない。
お母さん!」
それからは
大泣きに泣いて
父親に対する罵詈雑言とで
訳がわからないほどの取り乱し方をして
私に縋って
ただただ
「許せない!汚い!」
と叫んでいた。
本当だったら
気が動転するのは私なのに
取り乱して泣きじゃくる娘の
ケアをどうしようかと
そればかりに
気がいく。
夫の樹が帰って来た。
恐ろしく顔色が悪い。
当たり前か。
娘に決定的瞬間を見られたらしいから。
娘は
そんな父親を見て
なお
言い募る。
宥めても無理のようだが
なんとか宥めて
ひとまず部屋に行くように
促した。