リンチされたかと思ったら溺愛宣言!?
私が顔を真っ赤…ではなく、真っ青にしている時、あちらの方では言い合いが行われていた。




よく聞こえないけどまぁいいか。

今はそれどころではない。





「…あの、なぜキ、キスを…?」




私が不思議がって聞くと、総長さんも不思議がる




「は?お前が目を瞑るから?」




あ、ダメだ。この人頭がぶっ飛んでる




頭が混乱してて頭痛い。糖分が必要だ。

あ、メロンパン…





「あの、私帰りたいんですけど…」




ここは早く要件を言ってもらってメロンパンを食べよう。


さっきのはキスなんかじゃない。

私のファーストキスがこの人とはなんかヤダ。






「あぁ、お前が気に入った。俺と付き合え」






「……はい?」




え、何言ってんのこの人。

もしかして私の聞き間違いかな?






「あの、もう一度お願いします」



「はぁ?何度も言わせるな……俺と付き合え。屋代 菜摘」





屋代菜摘、高校2年生16歳。
知りもしない人に告白され、挙句の果てには唇を奪われました。



……なんて、自己紹介してる場合じゃない。


< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop