ちょっと大人だからって、ずるい。
みーくんのテーブルには、他に3人の男性が一緒に座っていて
真剣な表情で話し合いをしている。
それを飲み物片手に足を組み、興味なさそうに聞いているみーくん。
一体何の話をしているのだろうか。
「ねぇ、幼馴染ってどれくらい一緒にいたの?」
朱莉が注文したポテトに手を伸ばしながら聞いてくる。
先ほど運ばれてきたポテトは、まだ熱々で
猫舌の朱莉は”あぢっ”と女子らしからぬ声を出した。
「うーん…物心ついた時には傍にいて…ほぼ毎日一緒に遊んでくれてたかな」
「え、じゃぁ相手も絶対遥香のこと覚えてるじゃん」
「うん、多分。すごく優しいお兄ちゃんだった」
「よし、そうと決まればレッツゴー!」
「え?」