心理作戦といこうか。
適当な理由を付けて真琴と役所まで行くことに彼女は何の疑いもなく首を縦に振った。
職員通用口へと向かう彼女を見送り、正面玄関口から中へと入り彼女の持ち場を確認する。
「二階の六番か。」
階段へ向かい二階に上がる。
左右の分かれ道があるが先ほど下の階のマップを思いだし、左手へ進む。
天井から釣り下げてある各課を見ながら真琴の持ち場を探す。
「ああ。あそこか。」
真琴の持ち場は一番奥の二つ手前ってところだった。
彼女は窓口の担当なので真琴が席に着くまで壁に寄りかかり、スマホを弄る。
今日の夕飯は何処に行くかは決めてあるが定休日か予約は間に合うか確認したかったからだ。
(営業日だし、予約もまだ間に合った。あとは真琴か。)
まだかと顔を上げると右手にマグカップを持った真琴がこちらを見ていた。
(やっと来たか。)
慌ててこちらへ来る真琴に俺も彼女の方へと向かう。
「玲くんはどこに用があるの?
これがフロアマップなんだけど…ん?」
「真琴。こっちへ。」
何か持ってるなと気が付いたがフロアマップだったらしい。
「うん?なあに?」
職員通用口へと向かう彼女を見送り、正面玄関口から中へと入り彼女の持ち場を確認する。
「二階の六番か。」
階段へ向かい二階に上がる。
左右の分かれ道があるが先ほど下の階のマップを思いだし、左手へ進む。
天井から釣り下げてある各課を見ながら真琴の持ち場を探す。
「ああ。あそこか。」
真琴の持ち場は一番奥の二つ手前ってところだった。
彼女は窓口の担当なので真琴が席に着くまで壁に寄りかかり、スマホを弄る。
今日の夕飯は何処に行くかは決めてあるが定休日か予約は間に合うか確認したかったからだ。
(営業日だし、予約もまだ間に合った。あとは真琴か。)
まだかと顔を上げると右手にマグカップを持った真琴がこちらを見ていた。
(やっと来たか。)
慌ててこちらへ来る真琴に俺も彼女の方へと向かう。
「玲くんはどこに用があるの?
これがフロアマップなんだけど…ん?」
「真琴。こっちへ。」
何か持ってるなと気が付いたがフロアマップだったらしい。
「うん?なあに?」