心理作戦といこうか。
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真琴が越して来てから初めて熱を出した。
あの日、俺は人生で最大のミスをしたーー。
買い物から帰るとベッドで眠っていたはずの真琴が居なくなっていた。
何度スマホを鳴らしても応答なし。
「どこ行った!?」
冷静を装い玄関へ向かうとインターフォンが鳴った。
真琴が帰ってきたと思い、通話をすると別の人物で落胆した。
「なんだよ。今忙しい。」
「ひっどい!!ねえ?用があるから来たんだけど?開けてくれない?」
「悪いけど今から外出するところなんだ。
急いでるから。」
「は?」
どういう事だ?
「だって、さっき会っちゃったから。
私のこと、勘違いしてるかもね~
ふふふ。もしかして…真琴ちゃん居なくなっちゃった?」
全く悪びれた素振りがない、こいつにキレそうになったが相手をしている場合ではない。
真琴は…?
「仕方ないわね。
また来るわっ~」
もう一度、真琴に通話するがやはり応答なし。
真琴の事を考えるときっと怯えただろうな。と不安になる。
この件で真琴を失ったら…?
真琴が越して来てから初めて熱を出した。
あの日、俺は人生で最大のミスをしたーー。
買い物から帰るとベッドで眠っていたはずの真琴が居なくなっていた。
何度スマホを鳴らしても応答なし。
「どこ行った!?」
冷静を装い玄関へ向かうとインターフォンが鳴った。
真琴が帰ってきたと思い、通話をすると別の人物で落胆した。
「なんだよ。今忙しい。」
「ひっどい!!ねえ?用があるから来たんだけど?開けてくれない?」
「悪いけど今から外出するところなんだ。
急いでるから。」
「は?」
どういう事だ?
「だって、さっき会っちゃったから。
私のこと、勘違いしてるかもね~
ふふふ。もしかして…真琴ちゃん居なくなっちゃった?」
全く悪びれた素振りがない、こいつにキレそうになったが相手をしている場合ではない。
真琴は…?
「仕方ないわね。
また来るわっ~」
もう一度、真琴に通話するがやはり応答なし。
真琴の事を考えるときっと怯えただろうな。と不安になる。
この件で真琴を失ったら…?