推しを愛でるモブに徹しようと思ったのに、M属性の推し課長が私に迫ってくるんです!
私はしてやったと上機嫌で浮田課長を見るが、浮田課長の顔は真っ赤になっており、何か間違ったかと「あれ? 違いますか?」と言ってみる。すると浮田課長がプルプルと震えた声で「し、下着が見えて、その……」と私の股の辺りをチラチラ見ているのだった。
「キャー! 変態!」
パーン
私は思わず浮田課長の顔をひっぱたく。瞬時にやり過ぎたと浮田課長を見ると、今までに見たことが無いほどに興奮し、肩で息をするように「フーフー」と言っているのだった。
「流石だよ……。この全く躊躇しない一発」
ああ、駄目だ。この人は本当の変態さんだ。しかし、推しの為なら頑張ります。しかもモブレが出来るのだから。
「分かりました。もう、私も覚悟を決めました! こんな美味しいシチュエーションを逃すなんて、あり得ません! モブレ、頑張らせてもらいます!」
「よろしくお願いします!」
この後は部屋を浮田課長に綺麗にしてもらい、その途中でも「姑ごっこ」で掃除の仕方をなじるプレイを楽しんだ。そして、盛り上がった私たちは、もちろんベッドの中でもモブレを楽しみ、朝までその交わりは繰り返された。それにしても浮田課長は驚く程の絶倫で、かなりのモノをお持ちだったのだ。主導権がいつの間にか変わっていて、私の方が責められまくったのも中々良かった、フフフ。
「こんなに楽しめたのは今まで一度も無い……。本当に君は俺の理想の女王様だよ」
「推しを幸せにするのもファンの勤めです。満足して頂けて良かった。私も本当に満足です……」
ベッドの中で腕枕で語り合う私たちは端から見れば何に見えるだろうか? 恋人?
「これからも、僕の女王様でいて欲しい……」
「……分かりました。SMのSはサービスのSだと聞いたことがあります。私は推しにサービスを届けます!」