スマホとゲームが手離せなくて。
スマホを人質にされている事、友人との関係とこの自分勝手な言動に我慢の限界がきた。

「ばぁかあぁぁあ~~~!!!!」
涙目になりながらバコンバコンと課長の胸を思いっきり叩き抗議をする。

「ラッキーだったな。」と言ったと思ったら横抱きにされてご移動する課長。

「えっ!なに!?
 かっ課長!!下ろして下さい!!!!」
足をばたつかせても全くの無反応の彼は目的地に着いてしまう。

「此処を何処だと思って課長って呼んでいるだよ。
 いい加減、諦めて俺のものになれ。」

イベント発生ーーー!!ってゲームだと胸キュンワードに指が震えるけど、今は全身が震える。

「今すぐ、素直になれとは言わない。
 けど、今日から一緒に暮らすんだから。
 いつか自分の気持ちに素直になってくれれば良い。」
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