婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。
水晶をしっかり持ち直すと、慌ててガチャリと扉開けた。
「「ライラ!!」」
ルーカスとアルフレッドが同時に声を上げるも、今の私には届かない。頭にあるのは、ドリーが怖いかミランダが怖いか。
どっちも怖いに決まってるじゃない!!
二人の間をすり抜けて、ミランダの元へ向かう。
真っ赤な唇の、妖艶な美人魔女……目の前にすると、思った以上に怖いじゃないの……
「あらぁ、可愛いお嬢ちゃん。王子様達の言いつけを破って降りてきちゃったのね。自ら来るなんて、とんだお馬鹿さんね」
「ひぃ……」
ドリー、やっぱり私、食べられちゃうんじゃないの!?すっごい迫力なんですけど……
『ミランダ!!』
「へ?」
突然轟いたドリーの声に、気の抜けた声を出すミランダ……と、ビビる男性陣と、あわや水晶を落としそうになった私。
「ド、ドリス……様?」
呆然としたミランダは、私の手の中の水晶を見つめて、顔を引きつらせた。美人が台無しだ。
「「ライラ!!」」
ルーカスとアルフレッドが同時に声を上げるも、今の私には届かない。頭にあるのは、ドリーが怖いかミランダが怖いか。
どっちも怖いに決まってるじゃない!!
二人の間をすり抜けて、ミランダの元へ向かう。
真っ赤な唇の、妖艶な美人魔女……目の前にすると、思った以上に怖いじゃないの……
「あらぁ、可愛いお嬢ちゃん。王子様達の言いつけを破って降りてきちゃったのね。自ら来るなんて、とんだお馬鹿さんね」
「ひぃ……」
ドリー、やっぱり私、食べられちゃうんじゃないの!?すっごい迫力なんですけど……
『ミランダ!!』
「へ?」
突然轟いたドリーの声に、気の抜けた声を出すミランダ……と、ビビる男性陣と、あわや水晶を落としそうになった私。
「ド、ドリス……様?」
呆然としたミランダは、私の手の中の水晶を見つめて、顔を引きつらせた。美人が台無しだ。