婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。
「まあ、それもそうなのだが……現国王もそうであったことから、国王夫妻はアルフレッド殿下にも、家柄だけでなく人柄も見極めて、自分の目で相手を見つけなさいという方針のようだ」
つまるところ、政略的な結婚ではなく、陛下自身がそうだったように恋愛結婚を、ということか。
アルフレッドと直接お話ししたことは、一度もない。けれど、学校に在籍していた年は被っていたから、こちらもそうであったように、私を見かけるぐらいのことはあったのかもしれない。
本来ならば、我が家にとっては恐れ多い話だ。
王家と姻戚関係になれば、陛下の覚えも明るく、この先、いろいろと融通が効くこともあるかもしれない。
その旨味に目がくらんでもおかしくない。
けれど、そうならないのが父、ブランドン・ローズベリーだ。
つまるところ、政略的な結婚ではなく、陛下自身がそうだったように恋愛結婚を、ということか。
アルフレッドと直接お話ししたことは、一度もない。けれど、学校に在籍していた年は被っていたから、こちらもそうであったように、私を見かけるぐらいのことはあったのかもしれない。
本来ならば、我が家にとっては恐れ多い話だ。
王家と姻戚関係になれば、陛下の覚えも明るく、この先、いろいろと融通が効くこともあるかもしれない。
その旨味に目がくらんでもおかしくない。
けれど、そうならないのが父、ブランドン・ローズベリーだ。