虹色の約束
取り敢えず,クラス分けの張り紙を見に行こうとすると,後ろから抱き着かれた。
「優衣奈〜」
ーガバッ
「うわぁぁ」
勢い良く,抱き着いて来たのは,私の親友の
《金山真依》
私の良き理解者だ。
でもって,お調子者だ。
「真依!痛い!後ろから抱き着いてこないで!」
「あはは〜ゴメン,ゴメン^^」
謝ってないよ…
馬鹿真依…
真依に分かるように,溜め息を吐いた。
「優衣奈〜,溜め息何かしてたら幸せが逃げちゃうゆ〜?」
「誰のせいよ…」
他人事見たいに,言っちゃってさ,
《原因は,真依だよ》
て,言ったら「マジで!?」とかて,驚きそう。
でも,それも面白そうだ。
「あ!そう,そう」
「何?」
真依が,思い出したかのように言い出した。
「真依も,優衣奈も,A組だったゆ♪…さっき,見て来たの〜ちょー人が多かったよ〜」
「へぇ〜…A組かぁ…ありがとう^^それと,一年間宜しくぬ♪金山真依さん(笑」
わざと,フルネームで読んで見た。
それから,真依が「何で!?」「何か怒ってる!?」など言っていたけど,
入学式が始まるので無視していた。
「ほーら,入学式始まるよ♪」
そうして,人が沢山居る,体育館に向かって歩き出した。