甘えたがりな君



「なに、そんなにも可愛いことして、
 そんなことをされたら止められなくなる」


 甘い声でそう言った彼は。
 より甘くて深いキスで私のことを包み込む。


 あと5分。

 止められるのかな、本当に。
 あと5分で。



 そう思ったのは一瞬。

 すぐに彼の甘くて深いキスに夢中になり。
 そんなことは頭の中から消えていった。


< 11 / 23 >

この作品をシェア

pagetop