白いジャージ ~先生と私~

★姉目線★

<姉の気持ち>



こんな直は、

初めてだった。


私、直の姉「奈美」。



泣きじゃくる声が聞こえて、直の部屋のドアを開けた。



いきなり、


私の胸に

飛び込んで来て



私の胸で泣いている。




私の胸で泣くなんて生まれてはじめてだった。



妹に頼られることが

こんなにも嬉しいことだとは・・・


知らなかった。


必要とされてるんだ、と思うと

この小さな震える体を愛しいと思った。


守らなきゃと思った。
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